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2022年度冬学期
基礎コースについて
  2022年度冬学期は、基礎コースとして8つを開講します。
「オンサイト(会場)型」の場合は、講師・受講者とも全員オンサイト(会場にご来場)、
「オンライン型」の場合は、講師・受講者とも全員オンライン(Zoom)となります。
*会場およびZoom情報等につきましては、参加される皆様に、後日ご案内させて頂きます。

 
日本ユング心理学研究所では、2014年度夏学期より、従来のセミナーやスーパーヴィジョン・グループに加え、ユング心理学の基礎を学んで頂くための「基礎コース」を新たに開設致しました。このコースは、登録会員の他、登録会員と同じ基礎条件を満たす一般の方々にも広くご参加頂けるようになっております。ユング心理学にはまだ馴染みのない方にも、勉強途上の方にも、学びの機会として頂ければ幸いです。

「基礎文献リスト」 →ダウンロード

詳細は以下のとおりとなっております。
1) 参加資格 A) AJAJの候補生・聴講生・登録会員
B) A)以外の非会員で以下のいずれかの条件を満たす方
  (1) 心理臨床の実践に(職業として)携わっている
(2) 医師として精神科・診療内科等で臨床実践を行っている
(3) 大学院で臨床心理学を専攻している(修士課程/博士課程に在籍)
2)参加費
A) 候補生・聴講生・登録会員 ¥13,200(10%消費税込み)
B) 非会員 ¥16,500(10%消費税込み)
3)申込方法
A) 会員の方はこちらから  → 学期登録申込フォーム

B) 非会員の方はこちらから → 基礎コース申込フォーム

*お申込完了しましたら、フォームにご入力頂いたメールアドレス宛に自動返信メールが
 送信されます。
*確認メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダに入っている可能性がございますので、
 そちらもご確認ください。
  
4)申込締切 2022年8月28日(日)
5)参加可否 9月下旬に、お申込頂いた各コースの参加可否およびご請求金額をメールにてお知らせ致します。
*登録会員の方には、セミナー、GSV等と併せてお知らせ・ご請求致します。
6)お支払い 参加可否およびご請求金額のお知らせ後、指定の口座にお振り込みください。
基礎コースは、「ユング心理学基礎課程修了証書」取得のためのセミナー・ポイント (領域1-分析心理学の基礎)としてカウントされます。
日本臨床心理士資格認定協会の研修機会として申請されます。
事務局からのお知らせは、メールにてご連絡させて頂きます。

  2022年度冬学期は、基礎コースとして以下の8つを開講致します。

オンサイト(会場)型

B-51 「自我の揺らぎとコンプレックス」 佐山 菫子
日時: 2022年11月6日(日)
時間: 10:00〜17:00 (全6時間)
場所: 東京
会場: 連合会館(5階)501会議室
形態: オンサイト(会場)型
定員: 8〜25名

二人の人がしゃべっている時に問題がずれてしまうとか、本来の目的をはずれてしまうとかいうことがある。ユングによればわれわれがコンプレックスを持っているのではなく、われわれはコンプレックスにもたれているのだという。はじめは「感情に色づけられたコンプレックス」という用語が用いられていたこの現象を深く探って見たい。

B-52 「昔話をvividに!」 江崎 隆志
日時: 2022年11月20日(日)
時間: 10:00〜17:00 (全6時間)
場所: 東京
会場: ご参加の方に別途ご案内いたします
形態: オンサイト(会場)型
定員: 28名

ユング心理学では昔話を重要視するのはなぜでしょうか?昔話には人間の深層にある普遍的なテーマが存在し、人間理解に有用だからと言えます。しかしそれを心底味わい、実感し、感じられているでしょうか?そのために、このセミナーでは実際に劇として、一つの昔話を皆で演じます。私がチューリッヒ・ユング研究所で印象深かったセミナーを、日本風にアレンジして紹介してみたいと思います。当日は動きやすい服装で!

オンライン型

B-53 「ユング心理学にとっての“第一の素材”とはいかなるものか? ―『赤の書』を読む」 松本 憲郎
日程: 2022年10月15日(土)、11月19日(土)、12月17日(土)の3回
時間: いずれも18:00〜20:00 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型

ユング心理学は、フロイトとの別れの後にユングが経験した『無意識との対決』と呼ばれる内的な危機を乗り越える“苦闘”の中から生まれました。ユングはそのことについて「私が自分の内的なイメージを追求していたころは、私の生涯にとって最も大切な時であり、それは生涯の仕事としての第一の素材であった」と述べています。今回の講座では、それがいかなるものであったのか、参加者の方々と共に見ていきたいと思います。

*文献:C.G.ユング「THE RED BOOK 赤の書」(創元社)

B-54 「コンプレックス理論 〜 基礎文献を読む」 奥田 智香子
日程: 2022年10月30日(日)、11月3日(木・祝)の2回
時間: いずれも9:00〜12:00 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型
定員: 15名

ユングは実践と理論の往還からpsycheに関する概念を提示してきたが、中でもコンプレックスは心理療法を行う上で基盤をなす概念である。コンプレックス理論の理解を確かなものにするための基礎文献を読む機会とし、河合隼雄著『コンプレックス』を縦糸として読みながら、Jung ,C.G. による "A review of the complex theory"、"On the nature of the psyche."(いずれもCW8)に触れ、その他の分析家らの知見も参照しながら、日々の臨床活動に生きる理論とすることを目指したい。基礎文献である河合隼雄『コンプレックス』(岩波新書)を事前に読んできて下さい。

*基礎文献:河合隼雄『コンプレックス』(岩波新書)

B-55 「夢分析入門」 関 智雄
日程: 2022年11月27日(日)、12月4日(日)、12月25日(日)の3回
時間: いずれも10:00〜12:00 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型

ユング派の心理療法において夢の報告を受けるのは日常的だと思いますが、ユング自身はそもそも夢についてどんなことを言っていたのか、この機会にユングの著作を読んでみよう、というのがこのコースの意図するところです。CW所収の三論文は、「ユング夢分析論」(みすず書房)に翻訳が載っています。「子どもの夢」を英語で読みたい方は"Children's Dreams" (Princeton)をご覧になってください

*基礎文献:‘General Aspects of Dream Psychology’ CW8
      ‘The Practical Use of Dream Analysis’ CW16
      ‘On the nature of Dreams’ CW8
      C.G.ユング「夢解釈の方法論について」 子どもの夢1(人文書院)

B-56 「W.ギーゲリッヒの著作を読む 『影と殺害: 日本文化の持つ暴力性』」 猪股 剛
日程: 2022年11月7日(月)、11月14日(月)、11月21日(月)の3回
時間: いずれも19:00〜21:00 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型
定員: 15名

W. ギーゲリッヒの「殺害」および「片子と日本のこころ」という論文をテキストとして読み解いていきます。参加者のみなさんには、テキストを読んだ上でご参加ください。毎回、前半1時間は講師から解説を行い、後半1時間は質疑応答を軸に進めていきます。質疑応答をていねいに行いたいため、定員は15名とさせてもらいます。

*文献: 「殺害」: 『私たちのなかの自然』2022年3月左右社刊
     「片子と日本のこころ」: 臨床ユング心理学研究9月号掲載予定

B-57 「C.G.ユング『ユング自伝』を読む 1」 猪股 剛
日程: 2022年12月5日(月)、12月12日(月)、12月19日(月)の3回
時間: いずれも19:00〜21:00 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型
定員: 15名

名著と言われる『ユング自伝』を読んでいきます。今学期は、その中から「I.幼年時代」「II.学童時代」「III.学生時代」の三章を読みます。参加者のみなさんには、テキストを読んだ上でご参加ください。毎回、前半1時間は講師から解説を行い、後半1時間は質疑応答を軸に進めていきます。質疑応答をていねいに行いたいため、定員は15名とさせてもらいます。当日は、一部、ドイツ語あるいは英語から講師が訳し直したテキストを提示する予定です。

*文献: C.G.ユング「ユング自伝」(みすず書房)

B-58 「夢を通して事例と向き合う」 大場 登
日程: 2022年12月11日(日)、2023年2月11日(土・祝)の2回
時間: いずれも9:30〜12:30 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型(秘密保持に関する誓約書提出が要請されます)
定員: 10名

基礎コースであっても、あるいは、基礎コースであるからこそ、事例を通した学びは、ユング心理学における、そして心理臨床学研修のもっとも根幹となるものであると私は理解しています。夢が毎回のように報告されたセラピーであっても、あるいは、全経過中に幾つかの夢だけが語られたカウンセリングであっても、夢はその「事例」を深く理解するための実に貴重な視点を与えてくれるはずです。限定された参加人数のもと、夢を通してじっくり事例と向き合ってみたいと思います。夢が面接過程に現れた事例(長期のものであっても、継続中のものであっても、いわゆる中断事例であっても、また、どのような臨床領域のものでもOKです)をお持ちの方の参加を歓迎します。(先学期も実にたくさんの方々の申し込みをいただきました。基本、先着順にて参加していただいています。)

*基礎文献:河合隼雄(著)河合俊雄(編)(2013)「 新版・心理療法論考」(創元社)
現在、高額での古書しか入手できない状態ですので、お持ちでない方には講師が重要箇所のコピー配布も検討します。したがって、今回のセミナーのためということでの購入は不要です。但し、貴重な文献ですので、図書館を利用されるなりして、一度は精読をお勧めします)


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