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<関 西>
101 「錬金術と心理療法」 樋口 和彦
日時: 2012年4月15日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 京都
会場: 京都アスニー(5階)第6研修室
ユングの主要な著作の1つである『心理学と錬金術』を読み解くための基礎的な理解のために必要な知識を講義する。内容としては、研究の動機、錬金術の歴史、原理、作業そして心理療法との関係などについて私の立場から解説する。特にその中に現れる色彩や数字などの独特の象徴の解釈や現代の心理療法の過程で現れるこれに関連した様々な問題について参加者のケース体験を話し合ってユングの錬金術に対する思索に対する理解を深めたい。
(領域4:イメージ・象徴論)
102 「神話から物語へ」 横山 博
日時: 2012年5月20日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 京都
会場: コープイン京都(2階)201会議室
神話とは人間の存在を基礎づける。そこには人間の心的事象の基礎的現れと、その国の成り立ちが表現されている。それはユング,C.G.の語る元型的イメージの表現そのものでもある。これは、昔話、おとぎ話、伝説などにも現れる。今回は文学に現れる元型的イメージを辿り、それらが織りなす、人間の心的現象のせつなさを、中上健次、村上春樹を心理学的観点から通して論じてみたい。
(領域3:昔話・神話の心理学)
103 「ギーゲリッヒ著作集第4巻”The Soul always thinks”を読む」 河合 俊雄
日時: 2012年7月1日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 京都
会場: 京都アスニー(3階)会議室
Wolfgang Giegerich "The soul always thinks"を解説し、その中で中心となる、"The end of meaning and the birth of man"と"Irrelevantification"を読むことから、ギーゲリッヒの歴史的理解、弁証法的な考え方を共有したい。受講者は2論文を事前に読んでおくことが望ましいが、セミナーの前に抜き書き・要約を送付するので、河合による抜き書きを最低限読んでくること(著書はネットで購入可。希望者には2論文のコピーを送付)。
(領域1:分析心理学の基礎)
104 「夢理論からみるコンプレックス論」 川戸 圓
日時: 2012年7月29日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 京都
会場: 京都アスニー(3階)第4研修室
過去読み進めてきた、ユングの夢についての英語論文、フレイ氏のスイスのユング研究所における1982年冬学期の 「Fundamentals(基礎)」に関する連続5回講義のうちの一つ「Dreams」、これらを振り返りつつ、今回はやはり連続講義の一つ「Complexes」を取り上げる。そして、夢とコンプレックスの関係を探ることとする。講義録は英語なので、前もってみなさんに講義録をお送りしますので、読み進めた上で参加して下さい。
(領域2:夢分析)
105 「『母というもの』を考える」 豊田 園子
日時: 2012年8月5日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 京都
会場: 京都テルサ(東館2階)視聴覚研修室
母であることとはどういうことなのだろうか。母性のイメージは、男性中心の文化の中で称揚され、女性の本質として考えられがちであるが、実際のところはどうなのだろうか。母を全うすることが女性の自己実現になるのだろうか。子どもを虐待してしまう母親、子どもの自主性の芽を摘んでしまう母親、子どもに過重の期待を寄せる母親。こうしたことはどうして起こってくるのか。今回のセミナーでは韓国の女流作家の小説を題材にしながら、「母というもの」について改めて一緒に考えてみる機会としたい。
(領域4:イメージ・象徴論)
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このセミナーに参加するには、事前に素材となる下記の小説を読んできていただくことが条件になります。
申京淑(シン・キョンスク)著『母をお願い』集英社文庫 |
106 「コンプレックス理論からみる言語連想検査」 川戸 圓
日時: 2012年8月26日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 京都
会場: 京都テルサ(東館2階)視聴覚研修室
このセミナーは104「夢理論からみるコンプレックス論」と連動していますが、どちらか一方の参加でもかまいません。ユング派の分析家ヴァレナ・カスト(Verena KAST)の「Das Assoziationsexperiment in der Therapeutischen Praxis」(Bons Verlag, Fellbach 1980)から抜粋し、英訳された論文を取り上げる。これもまた1980年代のスイスのユング研究所の基礎トレーニングで利用されていたものである。その一部をみなさまに お送りしますので、読み進めた上でご参加下さい。
(領域1:分析心理学の基礎)
107 「『境界』の治療学」 池上 司
日時: 2012年9月22日(土・祝) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 京都
会場: 未定
こころの発達にとって境界の形成と維持ということは、当然ながら肝要である。
境界の問題は健常者の場合にも普通に現れる。分析家は境界に身を置いて機能する者である。ある解離性障害の治療例は、統合失調症との鑑別が問題になったものだ が、そのプロセスの中で、こころの発達過程での、同一性の獲得、共感と同一視、主観と客観の獲得、意識と影の形成などの分析心理学的問題について大いに考えさせるものがあった。本セミナーでは、他の種々の症例の具体像にもふれながら、まず解離性障害の精神病理学を振り返り、その後上記のケースの分析で論題を扱う。境界の心理学の試み。
尚、今回もセミナー後半で参加者の中から症例呈示して頂き、その検討を行いたいので、関連するケース(病態水準を問わない)をお持ちの方は事務局まで奮って申し出て下さい。
(領域5:精神医学・精神病理学)
108 「引きこもりと、勝つ負けるのイメージについて」 北口 雄一
日時: 2012年9月30日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 京都
会場: 未定
引きこもりや不登校は、なぜ変化に時間がかかるのでしょうか。一見深刻に見えても、意外に病理は重くないケースも多いのですが、それでも状況が変化しないと治療者もこれでいいのかと迷うことが多いと思います。今回は、この引きこもりを「勝つ、負ける」という視点から見たいと思います。この勝つ負けるというこころの動きがどのようなイメージとして現れるか、どのように変化が生まれうるかを、具体的な事例を提供しながら考えます。
(領域6:治療論・その他の技法論)
<関 東>
201 「イニシエーションと発達の現在」 河合 俊雄
日時: 2012年4月22日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 東京
会場: 総評会館(5階)501会議室
思春期は、すぐれてイニシエーションの時期と考えられる。しかし最近の事例では、
向こうの世界がクリアでなかったり、イニシエーションのモチーフが消えてしまったりすることも多いように思われる。また発達障害とは言えないけれども、異常に幼いクライエントや、発達段階と実年齢のギャップが大きいクライエントも増えているように思われる。イニシエーションと発達が現在においてどのようになっているかを研究データも使いつつ解説し、関連する事例を検討したい(事例提供を募集します)。
(領域6:治療論・その他の技法論)
202 「津波と日本人のこころ
−生死を隔てる一線と『喪失』の弁証法−」
田中 康裕
日時: 2012年5月13日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 東京
会場: TKP東京丸の内会議室(帝国劇場 地下1階)カンファレンスルーム4
和辻哲郎が『風土』において、日本人の心性を「台風」とのかかわりで論じたことはよく知られている。このセミナーでは、東日本大震災後に心理支援を目的として継続的に津波被害の甚大であった被災地を訪れている体験も踏まえ、網野善彦が言う「海民」としての日本人の心性を「津波」とのかかわりで明らかにし、津波と原発との<他者>としての位相の相違も含めて、そこに実現していた生死を隔てる一線や「喪失」の弁証法について考察したい(面接のなかで、直接の被災体験や昨年3月のものに限らず、震災や津波が話題になったり、それが何らかの契機となったりした事例を募集します。事例提供を希望する方は、事務局までお申し出ください)。
(領域3:昔話・神話の心理学)
203 「身体と心の軌跡: ダンスオブスリーとアトリエ描画の体験」 三宅 桂子* ・ 町沢 理子
日時: 2012年6月17日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 東京
定員: 15名
会場: 全林野会館(6階)603会議室
ユングは「心と身体は分離した存在ではなくひとつの同じ命である」と述べている。ダンス・ムーブメントや描画は能動的想像法のひとつの形だと言える。本セミナーでは、保護的スペースの中でのムーブメント(ダンスオブスリー)とアトリエ描画によって、身体のインパルスやイメージが意識と相互に作用し合いながら、信頼感の中で表現される想像力の創造的プロセスを体験する。
(当日は、動きやすく汚れても良い服装にしてください。)
(領域6:治療論・その他の技法論)
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三宅桂子氏は、チューリッヒ・ユング研究所卒業後、スイスで開業しておられ、絵画療法を専門とするユング派分析家です。 |
204 「『象徴』」概念の基礎」
足立 正道
日時: 2012年7月8日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 東京
会場: 全林野会館(6階)603会議室
当セミナーにおいては、分析心理学における「象徴」の定義、特徴、その臨床的な価値、そして「象徴」との向き合い方、その濫用の可能性、などについて検討する機会としたい。後半には事例検討を行う。事例提示をご希望の方は事務局まで問い合わせ願いたい。
(領域1:分析心理学の基礎)
205 「アートと心理療法の対話@
『絵画療法の理論と実践』」
猪股 剛
日時: 2012年7月15日(日) 10:00〜17:00(全6時間)
場所: 東京
会場: 総評会館(5階)502会議室
私たちの日々の臨床では、さまざまな芸術療法が行われている。その内実は作業療法的なものや検査診断的なものから心理療法的なものまで多岐にわたっている。このセミナーでは、あらためてユング心理学的な絵画療法とは何かを理論面・実践面から問い直していきたい。また、ゲストに画家であり写真家でもある蓮沼昌宏さんをお招きしてお話をうかがい、芸術との対話を通じて芸術療法や今日の心理学の問題を問い直していきたい。(今後、数回にわたり「アートと心理療法の対話」と題して芸術家との対話を通じてユング心理学と現代の心の問題を考えるセミナーシリーズを開講したい。今回はその1回目として絵画を中心に扱うことになる。絵画を取り入れた面接事例の発表者を募集します)。
(領域4:イメージ・象徴論)
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注) |
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特に人数指定のないセミナーに関しましては、定員40名となっております。 |
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参加費は、1セミナーにつき候補生・聴講生¥15,750-、登録会員¥18,900-となります。 |
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本研究所では、開催されるセミナーに以下の6つの領域を設けており、各セミナーの紹介文の末尾の(カッコ)内に示しています。
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領域1. 分析心理学の基礎
領域2. 夢分析
領域3. 昔話・神話の心理学(文化人類学・宗教学等も含む)
領域4. イメージ・象徴論(イメージ技法論も含む)
領域5. 精神医学・精神病理学
領域6. 治療論・その他の技法論
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本研究所で開催されるセミナー・GSVはすべて、日本臨床心理士資格認定協会に研修機会として申請されます。
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