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2023年度夏学期
基礎コースについて
  2023年度夏学期は、基礎コースとして8つを開講します。
「オンサイト(会場)型」の場合は、講師・受講者とも全員オンサイト(会場にご来場)、 「オンライン型」の場合は、講師・受講者とも全員オンライン(Zoom)です。
*会場およびZoom情報等につきましては、参加される皆様に、後日ご案内させて頂きます。

 

基礎コースは、当研究所の登録会員の他、登録会員と同じ基礎条件を満たす一般の方々にも広く参加して頂ける講座です。ユング心理学にはまだ馴染みのない方にも、勉強途上の方にも、学びの機会として頂ければ幸いです。

「基礎文献リスト」 →ダウンロード

詳細は以下のとおりとなっております。
1) 参加資格 A) AJAJの候補生・聴講生・登録会員
B) A)以外の非会員で以下のいずれかの条件を満たす方
  (1) 心理臨床の実践に(職業として)携わっている
(2) 医師として精神科・診療内科等で臨床実践を行っている
(3) 大学院で臨床心理学を専攻している(修士課程/博士課程に在籍)
2)参加費
A) 候補生・聴講生・登録会員 ¥13,200(10%消費税込み)
B) 非会員 ¥16,500(10%消費税込み)
*複数お申込の場合、2講座目からは上記金額より各¥2000減額となります。
3)申込方法
A) 会員の方はこちらから  → 学期登録申込フォーム

B) 非会員の方はこちらから → 基礎コース申込フォーム

*お申込完了しましたら、フォームにご入力頂いたメールアドレス宛に自動返信メールが
 送信されます。
*確認メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダに入っている可能性がございますので、
 そちらもご確認ください。
  
4)申込締切 2023年2月26日(日)
5)参加可否 3月下旬に、お申込頂いた各コースの参加可否およびご請求金額をメールにてお知らせ致します。
*登録会員の方には、セミナー、GSV等と併せてお知らせ・ご請求致します。
6)お支払い 参加可否およびご請求金額のお知らせ後、指定の口座にお振り込みください。
基礎コースは、「ユング心理学基礎課程修了証書」取得のためのセミナー・ポイント (領域1-分析心理学の基礎)としてカウントされます。
日本臨床心理士資格認定協会の研修機会として申請されます。
事務局からのお知らせは、メールにてご連絡させて頂きます。


  2023年度夏学期は、基礎コースとして以下の8つを開講致します。

オンサイト型 / オンサイト&オンライン聴講型

B-01 「おとぎ話、昔話、とんち話にみる無意識のエネルギー」 佐山 菫子
日程: 2023年4月16日(日)
時間: 10:00〜17:00 (全6時間)
場所: 東京
会場: 連合会館(5階)501会議室
形態: オンサイト(会場)型
定員: 25名

物語が遊ぶ「子供の国」は意識の合理性にとっては幼稚な邪魔者にすぎず、徹底した抑圧が試みられる。しかし、その結果、心の源泉から遠ざかることになり、本能の喪失のみならず、心そのものの喪失をもひきおこしかねない。その結果、意識は幼稚さに呑みつくされることになると、ユングは指摘する。意識がもし「子供の国」に引き返して無意識の指示を受けることができれば、生命の源泉をとりもどすことができる。物語を読んで、「子供の国」に遊んでみたい。


B-02 「箱庭療法ことはじめ」 桝藏 美智子
日程: 2023年6月10日(土)、7月8日(土)、9月9日(土)の3回
時間: いずれも10:00〜12:00 (全6時間)
場所: 京都/Zoom
形態: オンサイト&オンライン型
定員: 10名

箱庭療法初心者、あるいは実践経験数年の方を対象に実施します。
1回目 箱庭についてのレクチャー(オンライン)
2回目 箱庭実習(2名1組で実施、@ぽこあぽこ分析オフィス)
3回目 事例検討(ハイブリッド、オンサイトは京都キャンパスプラザ予定


オンライン型

B-03 「C.G.ユング『ユング自伝』を読む 2」 猪股 剛
日程: 2023年4月10日(月)、 4月17日(月)、 4月24日(月)の3回
時間: いずれも19:00〜21:00 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型
定員: 15名

名著と言われる『ユング自伝』を読んでいきます。今学期は、その中から「IV.精神医学的活動」「V.ジクムント・フロイト」「VI.無意識との対決」の三章を読みます。参加者のみなさんは、テキストを読んだ上でご参加ください。毎回、前半1時間は講師から解説を行い、後半1時間は質疑応答を軸に進めていきます。質疑応答をていねいに行いたいため、定員は15名とさせてもらいます。
当日は、一部、ドイツ語あるいは英語から講師が訳し直したテキストを提示する予定です。

*文献: C.G.ユング「ユング自伝」(みすず書房)


B-04 「W. ギーゲリッヒの著作を読む『夢と共に作業する』1」 猪股 剛
日程: 2023年6月12日(月)、6月19日(月)、 6月26日(月)の3回
時間: いずれも19:00〜21:00 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型
定員: 15名

W. ギーゲリッヒ『夢と共に作業する』を読んでいきます。今回は、その第一章「夢とは何か?」と第二章「なぜ夢なのか?」を三回に分けて、ていねいに読んでいきたいと思います。参加者のみなさんは、テキストを読んだ上でご参加ください。毎回、前半1時間は講師から解説を行い、後半1時間は質疑応答を軸に進めていきます。質疑応答をていねいに行いたいため、定員は15名とさせてもらいます。

*『夢と共に作業する』2023年5月刊行予定、日本評論社


B-05 「ユング心理学にとっての“第一の素材”とはいかなるものか?―『赤の書』を読む―」 松本 憲郎
日程: 2023年4月15日(土)、 5月20日(土)、 6月17日(土)の3回
時間: いずれも18:00〜20:00 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型

フロイトとの別れの後にユングが経験した『無意識との対決』と呼ばれる内的な危機を乗り越える“苦闘”の中から、「ユングの」心理学は生まれました。ユングはそのことについて「私が自分の内的なイメージを追求していたころは、私の生涯にとって最も大切な時であり、それは生涯の仕事としての第一の素材であった」と述べています。前期に引き続き「赤の書」を読み進めていきますが、今期は「第二の書」から読み始めたいと思います。

*文献:C.G.ユング「THE RED BOOK 赤の書」(創元社)


B-06 「入門・ユング心理学」 関 智雄
日程: 2023年5月28日(日)、 7月2日(日)、 8月20日(日)の3回
時間: いずれも10:00〜12:00 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型

日本でも著名なMurray Steinの‘Four Pillars of Jungian Psychoanalysis’(Chiron Publications, 2022)をテキストにして解説します。Pillar One: The Individuation Process、Two: The Analytic Relationship、Three: Dreams as a Way to Wholeness、Four: Active Imagination as Agent of Transformationという構成です。平易な英語で書かれた133ページの小さな本ですので、余力がある方は購入してお読みください。

*文献:Murray Stein‘Four Pillars of Jungian Psychoanalysis’(Chiron Publications, 2022)


B-07 「夢を通して事例と向き合う」 大場 登
日程: 2023年6月18日(日)、 8月6日(日)の2回
時間: いずれも9:30〜12:30 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型 (秘密保持に関する誓約書提出が要請されます)
定員: 10名

カウンセリングや心理療法の実際場面で「夢」が語られた時、その夢をどのように読み、どのようにクライアントに問いかけ語りかけてゆくかは、なかなか難しい営みです。この営みは、ユング派心理療法の肝と言ってもいいように思われます。限定された(保護された)参加人数のもと、一般的にではなく参加者から提示される具体的な心理療法プロセスの中で、この営みを丁寧に検討してみたいと思います。夢が面接過程に現れた事例(長期のものであっても、継続中のものであっても、いわゆる中断事例であっても、また、どのような臨床領域のものでもOKです)をお持ちの方の参加を歓迎します。ユング心理学の基礎(兼 中核)を、文献を通してでなく、カウンセリング・心理療法の実際事例を通して学ぶことを目指します。(先学期もたくさんの方々の申し込みをいただきました。基本、先着順にて参加していただいています。)


B-08 「河合隼雄の『コンプレックス』を読む」 田熊 友紀子
日程: 2023年7月23日(日)、 8月6日(日)の2回
時間: いずれも13:30〜16:30 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型

ユング派の心理療法において重要な「コンプレックス」という概念とそのダイナミクスについて、1971年に河合隼雄が著した『コンプレックス』(岩波新書)をテキストとして丁寧に理解していきます。さらには、現在の心理療法実践において、コンプレックスという概念・視点をどのように生かしていくことができるのか、臨床事例と照らし合わせながら検討します。事前に課題図書を読んでおくことと、毎回課題も課すので積極的な姿勢を求めます。

*文献:河合隼雄『コンプレックス』岩波新書



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