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2024年度夏学期
基礎コースについて
 
 

基礎コースは、当研究所の会員のほか、登録会員と同じ基礎条件を満たす一般の方々にも広く参加していただける講座です。ユング心理学にはまだ馴染みのない方にも、勉強途上の方にも、学びの機会としていただければ幸いです。

「基礎文献リスト」 →ダウンロード
参加資格 A AJAJの候補生・聴講生・登録会員
B 上記A以外の非会員で以下のいずれかの条件を満たす方
  (1) 心理臨床の実践に(職業として)携わっている
(2) 医師として精神科・診療内科等で臨床実践を行っている
(3) 大学院で臨床心理学を専攻している(修士課程/博士課程に在籍)
参加費
A 候補生・聴講生・登録会員 13,200円(10%消費税込み)
B 非会員 16,500円(10%消費税込み)
※複数お申込の場合、2講座目からは上記金額より各2000円減額となります。
申込方法 お申込みはWEBで受け付けております。

A 候補生・聴講生・登録会員 → 学期登録申込フォーム

B 非会員の方        → 基礎コース申込フォーム

お申込完了しましたら、フォームにご入力頂いたメールアドレス宛に自動返信メールが送信されます。確認メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダに入っている可能性がございますので、そちらもご確認ください。
  
申込締切 2024年2月25日(日)
参加可否 お申込いただいた各コース参加可否およびご請求金額は3月下旬頃にメールにてお知らせいたします。
会員の方には、セミナー・GSV等とあわせてお知らせ・ご請求いたします。
お支払い 参加可否およびご請求金額のお知らせ後、指定口座にお振り込みください。
その他
基礎コースは、「ユング心理学基礎課程修了証書」取得のためのセミナー・ポイント(領域1-分析心理学の基礎)としてカウントされます。
日本臨床心理士資格認定協会の研修機会として申請されます。


  2024年度夏学期は、基礎コース8つを開講します。
・「オンサイト型」の場合は、講師・受講者ともに全員オンサイト(会場)、「オンライン型」の場合は、講師・受講者
  とも全員オンライン(Zoom)です。
・会場およびZoom情報等につきましては、参加される皆様に後日ご案内させていただきます。

B01 佐山 菫子「童話と精神性」   開催中止となりました

日時:2024年4月14日(日)10:00〜17:00(全6時間)
形態:オンサイト型
地区:東京

童話は神話などと等しく、夢と同様の働きを持つとユングは述べています。夢が夢見た人の概要の説明を不可欠とするのに対し、童話はそのままで用いることができ、結果、自分が気づいていない心の分野が開かれ、新しいひらめきの体験がやってきます。今回はユングにならい、童話の中で老人によってもたらされる生き生きとした精神力に注目していきます。


B02 松本 憲郎「ユング心理学にとっての“第一の素材”とはいかなるものか?−『赤の書』を読む」

日時:2024年4月20日(土)・5月18日(土)・6月15日(土)の3回
   いずれも18:00〜20:00(全6時間)
形態:オンライン型(Zoom)

フロイトとの別れの後にユングが経験した『無意識との対決』と呼ばれる内的な危機を乗り越える“苦闘”の中から、「ユングの」心理学は生まれました。ユングはそのことについて「私が自分の内的なイメージを追求していたころは、私の生涯にとって最も大切な時であり、それは生涯の仕事としての第一の素材であった」と述べています。今期は「赤の書」の「試練」章の最初から読み始め、最後の「エピローグ」まで読み進めたいと思います。


B03 中井 由佳子「ユング心理学の文献を読む1 河合隼雄『ユング心理学入門』」  開催中止となりました

日時:2024年4月20日(土)・6月15日(土)の2回 
   いずれも14:00〜17:00(全6時間)
形態:オンサイト型
地区:和歌山
定員:10名

今回読む河合隼雄先生の「ユング心理学入門」は、初めてユング心理学に触れる人がまず手にすることの多い、ユング心理学の基本的な入門書であると同時に、ある程度心理療法を経験したものが再読しても、新たな学びや感動が得られる良書です。ユング心理学は、傷ついたり危機に陥った心に救いや癒しをもたらしてくれます。今回は、河合隼雄先生の「ユング心理学入門」を丁寧に読み、ユング心理学について考えていきたいと思います。
参加者の皆様には事前に文献を読んでいただき、補足説明や質疑応答などを加えながら議論を深めていきます。参加者の皆様に自由に発言していただけるよう、定員は10名とさせていただきます。1日目は、第一章から四章、2日目は、第五章から第七章を扱います。


B04 関 智雄「Meierの『ユングと分析心理学』を読む」

日時:2024年5月12日(日)・7月28日(日)・9月15日(日)の3回
   いずれも10:00〜12:00(全6時間)
形態:オンライン型(Zoom)

C.A. Meierの ‘Jung And Analytical Psychology (Kessinger Publishing)’を講読します。Meierがアメリカで行った4回の講義を小さな本にしたもので、ネットで購入できます。Meierは日本では河合隼雄の分析家として有名で、「ユング心理学概説全4巻」も邦訳されています。この講演はその概説の概説みたいなところがあります。目次は 1. Jung and Analytical Psychology 2. Archetypes and Collective Unconscious 3. Interpretation of Dreams 4. Psychology and Religionとなっていて、入門として学ぶところが多いと思います。私が知る限り邦訳本はありません。

文献::Carl Alfred Meier「Jung And Analytical Psychology」(Kessinger Publishing)


B05 猪股 剛「W.ギーゲリッヒの著作を読む『夢と共に作業する』III」

日時:2024年6月3日(月)・6月10日(月)・6月17日(月)の3回
   いずれも19:00〜21:00(全6時間)
形態:オンライン型(Zoom)
定員:15名

W.ギーゲリッヒ『夢と共に作業する』(日本評論社)を読む。今回は、その第5章「夢の実際のテキストを解釈する」を三回に分けて、ていねいに読んでいきたいと思います。 参加者のみなさんは、テキストを読んだ上でご参加ください。毎回、前半1時間は講師から解説を行い、後半1時間は質疑応答を軸に進めていきます。質疑応答をていねいに行いたいため、定員は15名とさせてもらいます。

文献:W.ギーゲリッヒ『夢と共に作業する』(日本評論社)


B06  猪股 剛「C.G.ユング『人間と象徴』を読む」

日時:2024年6月24日(月)・7月1日(月)・7月8日(月)の3回
   いずれも19:00〜21:00(全6時間)
形態:オンライン型(Zoom)
定員:15名

ユングの絶筆といわれる『人間と象徴』の第一章を読んでいきます。全体を三回に分けてていねいにを読み解説します。参加者のみなさんは、テキストを読んだ上でご参加ください。
毎回、前半1時間は講師から解説を行い、後半1時間は質疑応答を軸に進めていきます。質疑応答をていねいに行いたいため、定員は15名とさせてもらいます。当日は、一部、ドイツ語あるいは英語から講師が訳し直したテキストを提示する予定です。

文献:C.G.ユング『人間と象徴』(河出書房新書)


B07 中井 由佳子「ユング心理学の文献を読む2 河合隼雄『影の現象学』」   開催中止となりました

日時:2024年7月20日(土)・9月21日(土)の2回
   いずれも14:00〜17:00(全6時間)
形態:オンサイト型
地区:和歌山
定員:10名

わたしたちが、自分自身や、対人関係を含む周りの世界、歴史に目を向けると必ず向き合うことになる影、もしくは悪の存在。影との出会いは、不気味で恐怖に満ちたもので、付き合い方によっては破壊的になるものです。しかしながら、影は私達の一部であり、私達に生命を与えたり成長を助けたりするものとなってもくれるものです。この影の存在について、私達はいかに自覚し、どう付き合えばいいのでしょうか。今回は、河合隼雄先生の「影の現象学」を丁寧に読み、考えていきたいと思います。
参加者の皆様には事前に文献を読んでいただき、補足説明や質疑応答を加えながら議論を深めていきます。参加者の皆様に自由に発言していただけるよう、定員は10名とさせていただきます。一日目は、第一章から第三章、2日目は、第四章と第五章を扱います。

文献:河合隼雄『影の現象学』(講談社学術文庫)


B08 田熊 友紀子「河合隼雄『昔話の深層』を読む」

日時:2024年8月25日(日)・9月15日(日)の2回 
   いずれも14:00〜17:00(全6時間)
形態:オンライン型(Zoom)

今回取り上げる『昔話と深層』は、西洋の昔話を通じてユング心理学的な考えを理解する上で意義深い本である。フォン・フランツによるユング心理学的昔話研究および、河合隼雄による日本の昔話の対比などを通じて、自己実現の過程や心理療法のプロセスなどの理解を深めていきたい。昔話のイメージにコミットすることは心理療法の訓練においても重要となる。
参加者には事前に当該文献を読んでもらい事前課題も課す予定。

文献:河合隼雄『昔話の深層』(講談社+α文庫)



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