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2022年度夏学期
基礎コースについて
  2022年度夏学期は、基礎コースとして6つを開講します。いずれも「オンライン型」です。
「オンライン型」の場合、講師・受講者とも全員オンラインです。
ご参加頂くためのZoom情報等につきましては、受講される皆様に、後日ご案内させて頂きます。

 

日本ユング心理学研究所では、2014年度夏学期より、従来のセミナーやスーパーヴィジョン・グループに加え、ユング心理学の基礎を学んで頂くための「基礎コース」を新たに開設致しました。このコースは、登録会員の他、登録会員と同じ基礎条件を満たす一般の方々にも広くご参加頂けるようになっております。ユング心理学にはまだ馴染みのない方にも、勉強途上の方にも、学びの機会として頂ければ幸いです。

「基礎文献リスト」 →ダウンロード

詳細は以下のとおりとなっております。
1) 参加資格 A) AJAJの候補生・聴講生・登録会員
B) A)以外の非会員で以下のいずれかの条件を満たす方
  (1) 心理臨床の実践に(職業として)携わっている
(2) 医師として精神科・診療内科等で臨床実践を行っている
(3) 大学院で臨床心理学を専攻している(修士課程/博士課程に在籍)
2)参加費
A) 候補生・聴講生・登録会員 ¥13,200(10%消費税込み)
B) 非会員 ¥16,500(10%消費税込み)
*複数お申込の場合、2講座目からは上記金額より各¥2000減額となります。
3)申込方法
A) 会員の方はこちらから  → 学期登録申込フォーム

B) 非会員の方はこちらから → 基礎コース申込フォーム

*お申込完了しましたら、フォームにご入力頂いたメールアドレス宛に自動返信メールが
 送信されます。
*確認メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダに入っている可能性がございますので、
 そちらもご確認ください。
  
4)申込締切 2022年2月27日(日)
5)参加可否 3月下旬に、お申込頂いた各コースの参加可否およびご請求金額をメールにてお知らせ致します。
*登録会員の方には、セミナー、GSV等と併せてお知らせ・ご請求致します。
6)お支払い 参加可否およびご請求金額のお知らせ後、指定の口座にお振り込みください。
基礎コースは、「ユング心理学基礎課程修了証書」取得のためのセミナー・ポイント (領域1-分析心理学の基礎)としてカウントされます。
日本臨床心理士資格認定協会の研修機会として申請されます。
事務局からのお知らせは、メールにてご連絡させて頂きます。


  2022年度夏学期は、基礎コースとして以下の6つを開講致します。

B-01 「C.G.ユング『パウリの夢』を読む」 猪股 剛
日程: 2022年5月9日(月)、5月16日(月)、 5月23日(月)の3回
時間: いずれも19:00〜21:00 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型
定員: 15名

2021年7月に公刊されたC.G.ユング『パウリの夢』(創元社)のベイリー島セミナーの六講義を読む。これは『心理学と錬金術』の第二章の元となるヴォルフガング・パウリの夢の事例検討が行われたセミナーである。ユングの夢に対する取り組み方がよくわかる良書であり、セミナーという形を取っているため、その内容がとてもわかりやすい。その中でも、集中して夢と夢の臨床が扱われている前半六講義をていねいに読み、参加者と討論を重ねていきたい。

*文献: C.G.ユング「パウリの夢」(創元社)


B-02 「W. ギーゲリッヒ『問いそのものを愛する』を読む」 猪股 剛
日程: 2022年6月13日(月)、6月20日(月)、 6月27日(月)の3回
時間: いずれも19:00〜21:00 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型
定員: 15名

2022年3月に公刊されるW. ギーゲリッヒ『仏教的心理学と西洋的心理学』の後半にギーゲリッヒへのインタヴュー「問いそのものを愛する」が60ページに渡って収録されている。おそらく、ギーゲリッヒの考えるユング心理学の入門書として、これ以上わかりやすいものはないだろう。今回は、それを20ページずつ三回に分けて読み進め、参加者と共にその内容を討議し検討していきたい。。

*文献: W. ギーゲリッヒ「仏教的心理学と西洋的心理学」


B-03 「河合隼雄の『昔話と日本人の心』をよむ」 前川 美行
日程: 2022年5月15日(日)、5月22日(日)の2回 
時間: いずれも13:00〜16:00 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型
定員: 6名

この書は、鶴見俊輔氏が、「昔話の深層構造を心理学的に考察するなかで西洋の枠組みを超えた関係軸を打ちたて、ついに日本人独特の自我形成を明らかにした著者の代表作」と記すほど、独創性にあふれた書である。さらには、心理療法におけるケース理解の知恵が詰まった書であると言っても過言ではないだろう。この書の中で、私たちの心の古層から井戸のように汲みだしてくれた知恵に触れることで、ケースを深く理解する視点を身につけることができるだろう。私たち日本人にとっての心理療法について、心理療法の場面や日常を思い浮かべながら、今一度、一緒に考えてみたい。

*基礎文献:河合隼雄「昔話と日本人の心」(岩波現代文庫)


B-04 「ユングは“危機”をへて、いかなる『心理学』を確立したのか?―『タイプ論』を読む」 松本 憲郎
日程: 2022年4月16日(土)、 5月21日(土)、 6月18日(土)の3回
時間: いずれも18:00〜20:00 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型

2020年夏学期から始まった「タイプ論」を読む講座も、今回で5期目となります。今期は、「第11章 定義」を読みます。ユングはこの章で、第一次世界大戦およびスペイン風邪のパンデミックという外的な危機と、『無意識との対決』と呼ばれる内的な危機を乗り越え、その“苦しみ”の中から生み出した自らの『心理学』の厳密な定義を試みました。ユング自身の考える「ユング心理学」を、参加者の方々と共に見ていきたいと思います。

*基礎文献:C.G.ユング「タイプ論」(みすず書房)


B-05 「夢を通して事例と向き合う」 大場 登
日程: 2022年5月22日(日)、 2022年7月31日(日)の2回
時間: いずれも9:30〜12:30 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型 (秘密保持に関する誓約書提出が要請されます)
定員: 10名

基礎コースであっても、あるいは、基礎コースであるからこそ、事例を通した学びは、ユング心理学における、そして心理臨床学研修のもっとも根幹となるものであると私は理解しています。夢が毎回のように報告されたセラピーであっても、あるいは、たったひとつの夢だけが語られたカウンセリングであっても、夢はその「事例」を深く理解するための実に貴重な視点を与えてくれるはずです。限定された参加人数のもと、夢を通してじっくり事例と向き合ってみたいと思います。夢が面接過程に現れた事例(長期のものであっても、継続中のものであっても、いわゆる中断事例であっても、また、どのような臨床領域のものでもOKです。)をお持ちの方の参加を歓迎します。(先学期は実にたくさんの方々の申し込みをいただきました。基本、先着順にて参加していただいています。)

*基礎文献:河合隼雄(著)河合俊雄(編)(2013)「 新版・心理療法論考」(創元社)

現在、高額での古書しか入手できない状態ですので、お持ちでない方には講師が重要箇所のコピー配布も検討します。したがって、今回のセミナーのためということでの購入は不要です。但し、貴重な文献ですので、図書館を利用されるなりして、一度は精読をお勧めします。


B-06 「『ユング心理学入門』を読む:臨床にユング心理学をどう生かすのか」 田熊 友紀子
日程: 2022年7月24日(日)、 7月31日(日)の2回
時間: いずれも13:00〜16:00 (全6時間)
場所: (Zoom)
形態: オンライン型

ユング心理学の初学者にとっては必読の入門書であり、また長くユング派心理療法を実践してきた者にとっては読み直すたびに新たな発見がある本書を、一緒にじっくりと読む機会としたい。さらに日頃の臨床実践にユング心理学をどう生かすか、ユング派心理療法を言葉にして他者と理解を共有するにはどうしたらよいか、といったことも一緒に考えてみたい。事前に課題図書を読んでおくことと、毎回課題も課すので積極的な姿勢が求められる。

*基礎文献:河合隼雄『ユング心理学入門』(岩波現代文庫)



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